業界でリーダーを目指すために!

医療や福祉の現場でリーダーを目指す方へのアドバイスを綴ります

管理職はスキルとリーダーシップが必須!

 介護の管理職の仕事としてまず挙げられるのは、スタッフの管理や施設の管理です。スタッフが仕事をしやすいように、個々の能力に応じて人員を配置したり、新しい人員を確保したり、教育を行ったりしなければなりません。また施設の運営を維持するために、設備の修繕や外部への宣伝等も行います。そのためチームマネジメントや経営マネジメント等のマネジメント能力は必要不可欠と言えるでしょう。

 介護の管理職は、スタッフの管理と施設の管理をするだけではありません。様々な事に対応するスキルが求められます。そのスキルの中でも、法令を熟知しておく事は欠かせません。何故なら、職員や利用者からの要望を汲み取る中で、うっかり法令違反を起こしてしまうという事も実際にあり得るからです。その場合は、介護報酬の額を減らされたり、支払ってもらえなくなる事があるので、管理職を目指すのであれば、法令を知っておく必要があるのです。

 また、介護の管理職を目指している方で、気になる求人を見つけた場合は、経営母体の事を調べておきましょう。新規の施設の場合は、上司である社長や会長に介護の事について知識が浅い事も十分にあり得るので、可能な限り地域に根ざした既存の介護施設の方が働きやすいかもしれません。また、管理職になるとサービス残業が増える事も多いので、自分のスケージュル管理も大事なポイントになります。管理職は身体を壊さないように、無理をしないスケジュールを組まなければなりません。更に、営業をしないといけない場合もあるので、面接等で事前に確認をしておく事をオススメします。

 施設形態によっては、難易度の高い資格が必要になるケースもあります。特別養護老人ホームの施設長は社会福祉施設長サービス管理研修を修了した者(管理者は無資格でも可)というように規定がありますので、管理職になるためには資格取得も欠かせません。介護の管理職は給料は比較的高めですが、職員は様々なタイプの人が働いています。そのため、職員同士のトラブルや利用者とのトラブル等も想定して、一緒に楽しんで乗り越えていける人材が求められるのです。つまり、介護施設で管理職になるためには、スキルと共にリーダーシップも重要になるのです。